この街を知ったきっかけは、ハードボイルド小説との出会いである。
26〜27歳の時、友人に「男になりたいなら読んでみな」と勧められた。
男たちの荒野(まち)―ブラディ・ドール読本 (角川文庫)
(全10巻シリーズで、ブラディ・ドール読本は解説集にあたる。)
ストーリーに出てくる「N市」という存在がずっと気になっていたボクは、
この目で確かめずにはいられなくなっていた。
少々寂れた繁華街や港町の風景を目の当たりにした時、
無理矢理だけど本の世界に酔い知れたい、そんな気持ちになっていた。
酒場でジントニックでもやりたかったけど、
時間もなかったので、今回はお預けにした。
石田晋也より
ブログランキングに参加しています。